整形外科の灯台であり続ける

市橋 幸三

私、市橋幸三が無床診療所「医療法人 幸仁会 いちはし整形外科」を福井県敦賀市櫛林のこの地で開業いたしましたのは、2001年4月9日でした。以来、整形外科一次専門外来として、整形外科疾患・外傷一般について地域の皆様の健康をサポートすべく診療を続けて参りました。

 当院のシンボルマークは、ずばり“灯台”です。これは、港町でもある敦賀市の医院であることももちろんですが、もう一つの意味は、「当院は、怪我をしたり病気になって困っている患者様が、まず当院に来ていただいたときにどうすれば治癒するのか、どうすればより良くなるのか、どこへ向かえばいいのか、を的確に示すことが出来る場所であり続けることをミッションとする」ものです。当院は、一人院長の無床診療所です。患者様に対し当院で出来る・対応可能な治療は全力で行い、当院では出来ないがより良い治療・手術による治療が適切な場合には、適切な基幹病院等を提示し紹介させていただく事を使命と考えております。

 この中で、当院では特に2つの項目について積極的に取り組んでいます。
まず運動器リハビリテーションです。
 開院から12期までは、診察・治療とともに物理療法、いわゆる電気治療中心の消炎鎮痛処置のみ行っていました。これは一定の治療効果があり患者様には評価をいただいておりましたが、当院での治療内容のより一層の充実を目指し13期より理学療法士による運動器リハビリテーションを開始し、積極的な保存(手術をしない)治療をめざして日々取り組んでいます。またこの運動器リハビリテーションは、紹介し基幹病院等での手術後のリハビリテーションにも十分対応できるものとなっています。

もう一つは、骨粗鬆症への取り組みです。
 当院では運動器リハビリと同時期より、後述する“骨粗鬆症リエゾンサービス”に準じ当院のスタッフ一丸となって骨粗鬆症に対する診療を行っています。

 当院で、全ての整形外科疾患に対して万全の治療体制で臨んでいますとは申せません。しかし全ての整形外科疾患に対して、“今より良い状態に進むべき進路を指し示すことが出来る”を目指し、全ての職員が日々研鑽を続けている自負はあります。

 
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